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6月
6月も最後の日に、6月に大切な演奏が沢山あったというのに、一つもその記録を残していないことに気が付いて、慌てて記憶をたどっている。
6月2日日曜日のこと。

この日は私の生まれた横須賀市大津町で、私が通った幼稚園のあった大津カトリック教会でのチャリティコンサートでの演奏でした。
このお話をいただいた時から、頭の中には一緒にアルバムを作った佐津間純くんのギターの音が流れていたので、ご一緒していただくことに。
京浜急行に乗っているだけで、もうセンチメンタルジャーニーな気持ちになるので、新大津の駅に降りたとき、懐かしくて、まだ距離があるというのに潮の香まで脳内再生されてしまうほど。
このチャリティは、東日本大震災で被災し、就学、進学の継続が難しくなった生徒さんたちへの支援を目的に発足された「東日本大震災ともしび会」への募金を目的に開催されました。2012年から継続していらっしゃるそうです。
北海道江別市マリナーラの食べてチャリティも継続することがとにかく大切だと感じているので、このような活動がずっと継続することを応援したいと思います。
コンサートの終わりに、神父様が、ともしび会の支援を受けて看護師を目指している生徒さんの手紙の話をしてくださいました。その方は被災した時に小学生だった、と言われて、ハッとしました。8年。私はその間どんな生き様であったろうかと。
佐津間君のギターは甘く、穏やかに、お御堂の中に漂っていました。窓から差し込む光と、使われている木の響きと、ギターの音色。とても豊かな気持ちになりました。私たちの演奏が、お役に立てるのであれば、本当に歌を続けていてよかったなと感じました。
幼稚園の同級生やそのお母さま方、そのほか懐かしい皆様もたくさん聞きに来てくださいました。遠くから生徒さんたちも。
サルみたいに駆け回ってた私を見知っている皆様の前でお澄ましして歌うわけにもいかず、なんだかこそばゆい時間でもありましたが、私にそのようなチャンスをくださった大津教会のみなさまと、聴きに来てくださったみなさまと、一緒に演奏してくれた佐津間純さんに、心からの感謝と深い愛情を。
今後もこの活動が永く継続していきますように。