事情が許せば、大抵山野ミュージックサロンの生徒さんの発表会は4月と10月だ。発表会というとなんだか堅苦しいので、名称をSingin’ Partyにしている。

もう12月になってしまったけれど、10月のSingin’ Partyの思い出を書いておこうと思う。

今回は総勢42曲。ソロ41曲にコーラスが1曲。ピアノ弾き語りあり、ウクレレ弾き語りあり。全曲重ならないように選曲に趣向を凝らしているのだけれど、そのせいで、みなさん選び始めるのが前の発表会の後すぐ。

終わるとみんな一様に、みんな上手になってるね、と感想を述べる。上手いかどうかはよくわからないのだけれど、毎回、涙が落ちるのをこらえるのに必死なことが増えた。一生懸命に歌っている姿を見るだけで、よく頑張ったよね、と感動して涙腺が緩む。

倒れずに怪我せず死なず歌い終わって席に戻る、というのをみんなに対しての目標にしているけれど、各々はもっとこう歌いたいとか、こういうチャレンジをしたいとか、私よりもずっと目指すところが明確にあるようだ。

歌うのは楽しい。でも、より深く歌おうとすると、必ずハードルが現れて、目先の楽しさは失せてしまうこともある。その時に、難しい!と感じるのか、えーやってみるーと思うのかで進む道は変わる気がする。

ハードルを一つ越える。ホッとしている間もなくまたハードルが表れる。

その、繰り返し。

でも、来た道を振り返れば随分遠いところまでこれたじゃん?と自負できる日も来る。

それでも、健康あってゆえのレッスンで、9月の終わりに、闘病中のある生徒さんから、もう緩和ケアに入るので、レッスンに通えなくなった、というメールをいただいた。毎回その方もSingin’ Partyを楽しみに頑張っていてくれたのだけれど。もちろん、どうにか戻れるように、エネルギーを注いできたのだけれど。

その方が最後に出られたSingin’ Partyで歌われた曲を、その時の歌唱がとても素敵だったからと選曲した生徒さんがいた。

もちろん歌っている人は違うけれど、そのように、音楽を通して繋がりあっていくのだなと、私はこれから、いろんな曲の中で、いろんな風景の中で、ふとした瞬間に、もうこれなくなってしまった生徒さんと再び出会うのだろうな、と感じた。

教え始めて10年。始めたばかりのころは私に教えられることなど何一つないと、これは長く続くまいと思っていたけれど、生徒さんたちのきらきらとした情熱に出逢い、育てていただいた。きっとこれからも、そう。

節目だからと言って何があるわけでもなく、ただ、いい歌を聴きたいというそれだけで、やはり前に進んでいくのです。

私には私なりのハードルが現れますが、全てのハードルは乗り越えられるから目の前に現れるのであって、一つ一つ丁寧に乗り越えながら?なぎ倒しながら?やり過ごしながら?楽しく笑いあっていこうと思います。

生徒の皆様に、そして、サポートしてくださったベースの安田幸司さん、ピアノの三木成能さん、ドラムの則武諒さん、そして会場のサムタイムの店長やスタッフの皆様、山野のスタッフの皆様に、

深い愛情と、感謝を。

ありがとうございました。

 

 

 

10月20日の土曜日は毎年恒例の北海道江別市トラットリアマリナーラでの食べてチャリティでした。

数日前のニュースでは北海道のどこかで雪が降るとか。やっぱり寒いのかな?と心配していましたが、出掛ける朝の都内の方がよほど寒かった。

チャリティ自体は13回目、私達バンドメンバーは今年で参加しはじめて干支が一回りしました。10年の区切りでも感動的な気持ちになりましたが、干支が一回り、というのもなかなか感慨深く。

地震があったばかりの北海道の支援になるなら、と都内から数名駆けつけてくれました。そういうの、素敵なことだなと思いました。

私と言えば、それを理由にお土産をたくさん買いました。

チャリティ当日はこのイベントをはじめて以来最高の参加数で、特にサーブするスタッフの皆様が大変なのではないかと思いましたが、スタッフには飲食のプロのスープカレーSの店長中根さん、、味道広路(あじどころ)さんの奥様、ノースライブコーヒーの双子さんなど何名かいるのでさすがにそこまで心配なトラブルも無いように感じられました。

料理は今年もマリナーラのマリさんと、ミシュランに載った栗山の味道広路(あじどころ)さんのコラボレーションでした。

デザートには小樽のさかいやさんの小豆が今年も登場していて、野幌のノースライブコーヒーさんのコーヒーと共に別途チャリティでご提供しました。

物販には、江別製粉さんのオヤツイン、スープカレーSのレトルトカレー、ドルチエヴィータさんのカステラも出ていました。私のミニアルバム『TANE』もご提供いたしました。

演奏は、初代のメンバーがちゃんとそろって、バンマスのドラム長崎晃くん、ピアノの高島聡くん、ベースの北健太朗くんと私で楽しくお届けできたと思います。

長く参加してくださっているお客様が多いので、我々の上達を肌で感じてくださっているようで、それもとても嬉しかったです。

このチャリティはずっと、WFPの学校給食プログラムへの募金を目的に行っておりますが、今年日本支部から来てくださった高田さんから、「WFPは飢餓ゼロを目指して活動しています」という力強いお言葉を頂戴し、志をまた新たに、今日この日からまた頑張っていこうと思いました。

長く続けていると、当日のオペレーションに没頭してしまったりして、主旨を再確認することを忘れてしまったりしがちなのですが、私達はマリナーラのマリさんの呼び掛けで子供の飢餓を少しでも無くせるようにと集まったのだと、もう一度認識し、来年も開催することに決めました。

来年は2019年10月26日の土曜日に予定しております。

どうぞ、皆様のご参加ならびにご支援を賜りたく、心からお願い申し上げます。

いつまでも手作り感満載なチャリティですが、洗練され過ぎてないからこそ共感を強く持てるようにも思いますし、皆様に支えられていることを忘れず、甘えず、また頑張っていきます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

最近買った本。

もやっとわかっていることを、より明確に理解しようと思って買ったところ、なかなか面白い。

楽典的なこともかなり書いてあって、昔教科書で習ったことをもう一度思い出すきっかけにもなります。